目的の情報に辿り着く
技術系の情報を手に入れたいとき、まずほとんどの人が行うであろうインターネット検索という操作。初心者の人が求める傾向にあるArduinoや簡単な電子工作レベルの情報であればすぐに文献がヒットしますが、ちょっとレベルアップしてくるとそう一筋縄では行きません。
ロボット教室とかで小中学生の生徒を見ていると、分からないことが出てきたらとりあえず検索をしてみる人は成長が早い傾向があります。僕に質問してくるときに一回検索をかけて断片的にでも情報を掴んだ人と、何もせずにいきなり質問してくる人では、やはり検索した人の方が理解して実行するまでが早いです。
前置きはさておき、検索する力の有無は成長スピードに大きく影響を与えます。この記事では検索が苦手な人へのちょっとした白熊的コツを紹介しようかなと。
💡Note:
あくまで個人的な経験によるものがほとんどなので全ての場合にこの記事で紹介する方法が有効とは限りません。必ずしも目的の情報に辿り着けるとは限らず、あくまで「こういう方法もあるよ」程度にご覧ください。
1. 単語に区切る
検索例: | |
改善前 | Arduinoでモーターを回す方法 |
改善後 | Arduino モーター 回し方 |
これはすでにしている人が多いと思いますが、していない人も一定数いるので紹介します。文章で検索するより、断片的な単語で検索した方がヒットしやすいです。検索内容が複雑になればなるほど文検索ではヒットしにくくなる傾向にあるので、単語をスペースで区切りながら検索してみましょう。
2. 英語にする
検索例: | |
改善前 | Arduino サーボモーター 速度制御 |
改善後 | Arduino servo speed control |
ほとんどの場合において日本語より英語の文献の方が多い傾向にあるため、英語にするのはとても有効な手段です。もちろん検索結果は英語のサイトが多くヒットしますが自動翻訳などを通して読めば問題ありません。最近自分は英語のままで読むことも多いです。英語の勉強にもなって一石二鳥。
3. Twitter検索する
ブログやサイトを1ページ作るのとTwitterに呟くのでは、Twitterの方が圧倒的に楽なのでヒットする率はとても高いです。写真や動画付きでツイートしてる人も多いのでイメージも掴みやすいですし、その人の前後のツイートを見て関連性などをより詳しく知ることもできます。
断片的に情報を集めて組み合わせて使いたい時に有効な手段です。
DuckDuckGoを検索エンジンに使ってる人は!tw (検索したいワード)で検索かけると直接Twitterの検索結果に飛べるので是非お試しください。便利です。
4. QiitaやZennで検索する
QiitaやZennは技術系の情報の倉庫なのでここをあたってみると目的の情報が得られることが多々あります。
僕も一応Qiitaやってるので暇な時に覗いてみてください。あんまりまともな情報はないです。
5. 検索エンジンを変える
Googleだけではヒットしない情報とかも結構あったりします。複数の検索エンジンを組み合わせて使うとインターネットの隅々まで探せるので一つの手段として知っておくと良いかもしれません。
- Google 広く知れた情報にアクセスする時に便利。SEOがしっかりしてるサイトが上位に来るので正しい情報にアクセスしやすい。Google画像検索やGoogle Lensは単語が分からなくてもそれっぽく検索できるので結構使える。
- DuckDuckGo SEO対策はそこまでできていないが有効な情報が載ってる個人のサイトとかも結構ヒットする。どの環境で調べても検索結果が同じ(Googleのようにパーソナライズされない)のが特徴。先ほど紹介したような!twのようなBangと呼ばれる機能が便利。僕の普段使いはこれです。
- Bing 日替わりの写真が綺麗くらいに正直メリットない。上の二つを使ってヒットしなかった時はとりあえずこれも試してみる程度。
注意すべきなのはYahooは裏で動いている検索エンジンがGoogleなので、Google検索した後にYahoo検索するのはなんの意味もないです。
6. 分割して考える
例えばセンサーの情報をもとにロボットの足回りを動かしたいとします。直接検索してヒットしなかった時には、まずセンサーの情報を読み取る方法を調べ、その次に足回りを制御する方法を調べ、これらの情報を組み合わせて使うことで目的を達成することができる場合があります。
この方法は一筋縄ではいかないことや、他に誰もやったことがないことをしたい時に良い方法です。
ざっとこんな感じでしょうか。他にも検索に有効な手段などあればぜひ教えてください。またね!
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