望遠レンズを分解する

Note 2022/05/06:
これは前ブログからの移行記事です。一部表現や文体の調整を行った箇所がありますがご了承ください。

こんにちわ。夏休みがもうすぐ終わるらしいですが、もうなんか飽和してきたような感覚が…。

本題

ずっと前の話ですがNikonの望遠レンズの自動手ぶれ補正がぶっ壊れて変な挙動するようになっていたのでそれを直したい。

直し方

ヤフオクに「レンズは動作するけど取り付け部のツメが死んでるジャンク品だよ」というコンディションのものがあったのでそれを買って、ツメ部分だけ手ぶれ補正が壊れたものから移植して修復する。

レンズ名はAF-P NIKKOR 70-300mm 1:4.5-6.3G EDです。

蓋を外す

適当な精密ドライバーで頭にある3つのネジを外します。これはめっちゃ簡単。

次にカメラ側との接触端子を外します。ここは接触端子付近のネジを精密ドライバーで外すとパカっと外れます。のちに外側の部品が外れることになるので端子部分の基板は内側に追いやっておきます。

内部に部品が脱落したりレンズに傷がついたりしないようにさえ注意すればそこまで難しいことはありません。なんかメカメカしくて血が騒ぎますね😋

あとは蓋を固定している三盆のネジを外せば…

外れました💪

中に見えてるのは制御基板かな?これ以上は修理には関係ないので分解しないことにします。

蓋を移植する

ヤフオクで買った例の動作するジャンク品も同様にして蓋を外していきます。あとは蓋を入れ替えて逆の手順で組み立てていきます。

これで正常動作するようになりました。

せっかくなのでこの機会にレンズのクリーニングも行ってしまいましょう。

これで修理は終了です。試し撮りしてみたところ問題なく綺麗に写るようになりました。

ここでは終わらない白熊

正常動作するものが一つできたということは、故障してかつツメも折れたやつが一台できたということです。この使えない方をただオブジェにしたり、ゴミ箱へポイしたりするのも勿体無いですし面白くないので分解しておもちゃとして遊ぶことにしました。

ではここから先は語ることも特にないので画像だけになりますがお楽しみください。

このすぐ上の写真が手ぶれ補正機能の部分だと思われます。あれ、左上らへんのばねがなんか外れてます。

実はこれが手ぶれ補正がぶっ壊れてた原因でした。まさかと思ってこのばねを取り付けて組み直したら、ツメの部分は破損していてしっかりとカメラに嵌合できないものの正常動作して写真が普通に撮れました🔥

ラッキーなのかどうなのか…複雑な心境です。

感想

今回の修理(?)で実用できるものが一台、使えるもののツメが破損してるものが一台生成されました。細かい部品は多かったですがロボット作ってる白熊にとってはいつものことなので難易度はあまり高くありませんでした。

普段は見ることのできないレンズの製品内部を見ることができてとても興味深かったです。それと同時にこんなに複雑に絡み合って動いてる光学レンズの技術力の高さにも驚かされました。

では今日はこの辺で。

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